春日部桐箪笥の歴史  
  江戸時代初期、日光東照宮を作るために集まった職人が、日光街道の宿場町である春日部に住みつき、周辺で採れるキリの木を材料とした指物や小物を作り始めたのが始まりであると伝えられています。 江戸時代中頃の文献に、10人ほどの業者が記されていることや、「明和9年(1772年)」の裏書きのある桐箪笥が現存すること等から、すでに産地の形が整い始めたのがうかがえます。
 春日部桐箪笥の特徴
防湿性
桐材は湿気にあうと、膨張して目がつまり、乾燥すると収縮して元に戻る性質があります。そのため、湿気を極度に嫌う衣服の保護収納に最適です。
難燃性
桐は燃えにくく、火災のときに水をかけると膨張してすき間がなくなり火が入りません。たんすの表面 がこげただけで内側の衣類が無傷で助かった例はいくらもあります。
軽 量
桐材は他の木材と比べてたいへん軽く、狂いが少ないので、ひき出しの出し入れや持ち運びが楽です。
 
 
 
 
   

伝統的工芸品in春日部
 
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